2014年4月1日火曜日

【ご報告】満員御礼!②『なまけ者のさとり方』増補改訂新版出版記念~皆さんの感想と『アルケミスト』を応援する折り紙ポップ!~


2月22日に代官山蔦屋にて開催された、翻訳者の山川ご夫妻による『なまけ者のさとり方』増補改訂新版出版記念トークイベントのご報告第2弾です。

今回は、参加者の方々より届いた感想と、代官山蔦屋さんとご縁ができるきっかけとなった、弊社刊『アルケミスト』の“立体ポップ”にまつわるお話をご紹介したいと思います。

まずは、いただいた感想から。


***

山川夫妻のトーク会が行われた代官山の蔦屋書店のスペースはとても素敵なスペースでした。とても幸せな時間をありがとうございました。紘矢さんの話は過激すぎて、おもしろ過ぎ。それを受けて、亜希子さんの話も面白い。ご夫妻の話を聞いて、久しぶりに『なまけ者のさとり方』を読むととても新鮮でした。
(50代男性)


あれから少し時間経ちましたが、山川ご夫妻のお話やら話されていた表情をおもいだしていました。悟った人のお顔ってこんなイキイキした艶やかお顔になるんだな、と思いました。山川ご夫妻のお顔を見ただけでもあの場に行った価値はあったと思います。ご主人のお話で一番心に残ったのは「自分のことが好きですか?」という一言。自分のことを許して大好きで尊重できる人は間違いなく幸せだし、なにもしなくてもその人から周りに幸せが波及していくんですね。亜希子さんのおっしやっていた「無価値感」という言葉は「劣等感」とも言えますね。こういう問いは普段は多忙な生活のなかに埋没していますけど、そこを見つめない限り、幸せも悟りもないんだな、と再確認しました。また、悟らなくても大丈夫、時期が来たら悟るから。というのも納得しました。
(30代女性)


実は、本題の講演会には間に合わず、質疑応答からの参加でした。お話は聴けなかったものの、それぞれの質問者さんが「引き寄せ」られて来たこと、悩みや疑問をシェアして私たちに気づきを与えてくださったことが、ありがたかったです。また、山川ご夫婦のやわらかい雰囲気とそれにすでに癒された参加者さん、TSUTAYA代官山さんの落ち着いた店内があいまって、とても癒されました。仕事で途中参加は覚悟の上でも、遅くなっても本当に来てよかったです!
(20代女性)


嬉しい感想をありがとうございました。
地湧社では、皆さんの感想まだまだお待ちしています。


そもそも、今回のトークイベントは、弊社刊『アルケミスト』の“立体ポップ”を代官山蔦屋さんに置かせていただいたことから始まります。

『アルケミスト』は、羊飼いの少年サンチャゴが夢に見た宝物を探してエジプトへの旅に出る物語です。さまざまな人との出逢いや、試練を乗り越えて、日常から一歩を踏み出す勇気、心の声を聴くこと、偉大なる力を信じることなどを学んでいきます。
この主人公にちなんで、いつもは平面のチラシを立体にして目立つように出来ないだろうか…と考えていたときに立体のポップ!しかも折り紙でピラミッドを作る!というアイデアが浮かびました。はたして出来るのかどうか…。

以下はご相談した「折り紙教育を考える会」の数学の榛葉先生のお話です。(このお手紙は、立体ポップと一緒にそれぞれの書店さんへお渡ししています。)



「ピラミッド」という言葉を聞いた瞬間に私の心はときめきました。神秘的な「黄金比」と結びついたからです。
「黄金比」とは1:1.618・・という比に付けられた名前です。美しく見える比・関係と考えられているので、ミロのヴィーナスやパルテノン神殿、葛飾北斎の絵など建造物・美術品の多くに使われています。ピラミッドにも黄金比が関わっています。
ピラミッドの形は四角錐。回りの4つの面は3角形になっています。その三角形の底辺の長さの1/2と高さの比が黄金比になっているのです。5000年も前に作られた巨大な建造物・ピラミッドは謎も多く、今もって研究は尽きることがありません。そのピラミッドを折り紙で、というのですから胸が高鳴るのは当然です。私の折り紙の師である堀井洋子先生のオリジナルの折り方で折ってみました。
「黄金比」は表舞台に現れませんが、小さくても本物の存在感を出しているピラミッドの完成です。密やかにアルケミストの応援団をしてくれるはずです。
 
 「折り紙教育を考える会」榛葉文枝


この立体ポップを作ろうと相談を重ねているときに、代官山蔦屋書店さんから『アルケミスト』の注文が入ったのです。いつもでしたら、注文の書籍を送る手配をして終わりになりますが、これは良い機会だと直接伺ってお話しさせていただいたのが、そもそもの始まりでした。

折り紙で作った立体ポップ!
そして、『アルケミスト』のお話しをしているうちに増補改訂新版の『なまけ者のさとり方』の話にもなり、前回お伝えしたような嬉しい展開になっていきました。

こうして「折り紙教育を考える会」の皆さんにご協力いただいて、折り紙で本物のピラミッドと同じ黄金比を持つ、立体のピラミッドが完成しました!

↑こんなかたちで置かせていただきました!
第1号で飾っていただいたのが代官山蔦屋書店さんです。(代官山の蔦屋書店さんでは、いつもたくさんのお客様が楽しそうに時間を過ごしていました。今回、トークイベントを開催させていただくことになって、書店さんのアイディア、工夫をいろいろ勉強させていただいた事も嬉しい事でした。)

『アルケミスト』を置いていただいている本屋さんには、この折り紙のピラミッドを置いていただけるようにお願いをしていますから、皆さんもどこかで見かけるかもしれませんね。
また、この本屋さんに置いて欲しい!というリクエストがありましたら、どんどんご連絡くださいね!書店員さんからのご連絡も大歓迎です!

このような『地湧社の本たち物語』も、このブログで時々お伝えしていけたらと思います。


ご協力いただいた「折り紙教育を考える会」は、2007年に発足し、現在は北海道から九州まで90人程の会員が活動している会です。会の目的は次の通りです。
ご紹介いたします。
発足の目的(以下会則より)
折り紙は親から子へと日本文化の心を伝えてきました。折り紙は文化的であると同時にとても科学的に考えられています。分析総合という科学的な手法に光を当て、折り紙を教育という視点で考え研究していこうというのがこの会の目的です。幼児から高齢者まで楽しく学べるように研究を深めていきます。

ブログ:origamikyouiku.blog96.fc2.com

(編集部)